ミチルです。
段々と暑い日が増えてきましたね。
熱はPCにとって大敵です。
特にCPUは最も熱を持ちやすいパーツの一つです。
そのため、CPUを冷やす「CPUクーラー」の選定は非常に重要になってきます。
私は今までRyzen 7 2700Xに付属してきた純正CPUクーラー「Wraith Prism」を使用していました。
純正クーラーにしては結構優秀で普通に使う分には問題ないんですが、ただこのCPUクーラー、回転数が多いせいかちょっとでもCPUに負荷が掛かるとめちゃくちゃうるさいんですよね。
これから夏だし、いっそのことCPUクーラーを交換してみよう!と思って色々調べ始めました。
選定の基準となったのは以下の通り。
・純正クーラーより冷える
・サイドフロー型
・光る
・ある程度安価
・高さ160mm以内(ケースの関係上)
純正クーラーより冷えるのを第一に、個人的にはCPUクーラーはサイドフロー型のほうが好きなのでサイドフローに。
RGBに光るのは、前の自分だったら「別にいらない!」って言ってると思うんですが、純正クーラーがRGBでキレイに光るのを見てると、やっぱないと寂しいなと思っちゃったんですよね。
予算の際限をなくせば良いCPUクーラーはいっぱいあるんですが(NoctuaのNH-D12とかNH-D15とか)、あくまでミドルクラスのCPUクーラーで2700XのTDPに対応したクーラーを探しました。
そこで目についたのが最近発売されたDEEPCOOLの「GAMMAXX GT V2」だったんですよね。
事前に調べたところ、Ryzen 7 2700Xの純正クーラーより冷えるという情報を目にしたので、思い切って買ってみました。
値段も5千円以内なので、RGBに光るCPUクーラーとしては比較的手を出しやすいと思います。
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検証
一番最初にベンチマークの温度上昇の結果を載せておきます。
CPU-Zのストレステストを3分間連続で行ったときの最高温度と最低温度を記録しました。
グリスはAINEXのシルバーグリス(9.0W/mk)、室温は約23度です。
ケースはThermaltakeのVersa H26。
まず純正クーラー、Wraith Prism。

次にDEEPCOOLのGAMMAXX GT V2。

Wraith PrismはMAX74℃、MIN40℃。
GAMMAXX GT V2はMAX67℃、MIN33℃。
GAMMAXX GT V2のほうがピッタリ7℃温度が低いです。
こんな綺麗な結果が出ると思いませんでした笑
結果として、GT V2のほうがよく冷えるCPUクーラーと言えそうです。
高負荷時の音の大きさですが、純正クーラーWraith Prismと比べるとかなり抑えられています。
これは、冷却能力が高いのもそうですが、GT V2自体がそこまでファンの回転数が多くないモデルだからだと思います(最高1650rpm/最低500rpm)。
フォトショなど多少重いソフトを立ち上げたときも、Wraith Prismは少しの負荷で結構な騒音を上げていたのですが、GT V2はほとんど気にならないレベルの音です。
これだけでも換装したかいがありました。
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まとめ
ミドルクラス帯でRGBに光るCPUクーラーの選択肢としてはかなり良いモノだと思います。
純正クーラーWraith Prismと比べて「めちゃくちゃ冷える!」というものではありませんが、一定の効果があるのは確かです。
ミドルクラス帯のCPUクーラーで一番の売れ筋は「虎徹 Mark II」だと思いますが、アスキーの検証記事(https://ascii.jp/elem/000/001/864/1864942/4/)でWraith Prismより最高で8℃ほど冷えることが分かっているので、GAMMAXX GT V2はそれと同等くらいの冷却能力がありそうです。
値段も千円ほどしか変わらないので、RGBがいらないという方は虎徹 Mark IIを、RGBがほしいという方はGAMMAXX GT V2を選ぶ、という形で棲み分けも出来ていると思います。
空冷CPUクーラーの一つの選択肢としていかがでしょうか。
以上、『DEEPCOOL 「GAMMAXX GT V2」に換装するとどれだけ冷えるのか』の簡単な検証でした。
ではではー。
(ところでGAMMAXXって何と読むんでしょうか。ガンマックスでいいのかな?)
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